たいつノート

ゲーム等の感想置き場

ELDEN RING攻略記 その1 リムグレイブ突破まで

分かってはいたが、ひたすら、面白い。狭間の地から帰ってこれなくなりそうだ。

ゲーム自体のレビューや感想なんかも書きたいな〜と思いつつ、それは自らがエルデの王になってからに取っておくとして、しばらくは備忘録がてらプレイ日記でも書こうかと思う。


いかんせん全てを網羅することはできないので、キーとなるアイテム更新のタイミングや難敵との攻略ポイントを中心に、2週目の自分に向けた備忘録的なものを目指していくつもり。プレイヤーそれぞれのプレイ体験が尊重されてるようなゲームデザインでもあるので、その記録を取っとくことにも意味があるかなと思った次第。

攻略Tipsを含むので自力で突破したい人は閲覧注意。


・最序盤

素性は囚人をチョイス。伝説のプリズナ"Minato Shuichiro"の名を拝借し、ギラついた三白眼が特徴の丸坊主男、それが今回の主人公。猪突猛進な性格ながら目的のためなら手段を厭わない策略家の面も持つというロールプレイ。なお全裸縛りは流石につらいので服は着る。


関門前の廃墟をステルスプレイで潜り抜け、歴戦の冥人かつアサシンの俺の敵ではないななどと余裕こいたものの、早くも立ち塞がる巨人に右往左往。やっぱフロムゲーだわ。

ここで色々とバトルの基本を整理した。初期装備の「魔術の輝剣」は隙こそ大きいが威力と追尾性能が頼もしく、しばらくメインウェポンとなる。至近距離ではラッシュ性能の高いエストックが使いやすく、遠近バランスの取れた構成。ガードは早々に使えないと見切りをつけて基本はローリング回避。

てな訳で立ち回りはだいぶガバかったけど、青瓶(FP回復)をがぶ飲みして輝剣を叩き込み突破完了。


・忌み鬼、マルギット

ほとんど一本道でマルギットへ到達。道中の雑魚狩りでおそらくレベルは15くらいだったか。

トレーラーで見たマジでかっこいい登場シーンに上がったテンションも束の間、まあ死ぬわ死ぬわ、しばらく突破口の見えない殺戮ショーが続く。

色々試行錯誤した結果、輝剣を中心に、後ろに回れるタイミングでだけエストックを振ってく戦法に活路を見出した。相手を削り切れるだけの魔術の回数から逆算して、赤瓶1青瓶4に振り分ける。回復の機会は僅か、これこそが術師の闘いよ。


敵のモーションが少しずつ見切れる様になってきて、行動パターンが徐々に解明できてくっていう攻略の実感がすげえ面白い。気づけば3時間近くぶっ続けで戦っていたっぽい。


以下は立ち回りのポイント。

・近〜中距離の牽制が発生早めで高威力、コンボもエグいので基本距離を取る。

・左手サイドにいると小刀攻撃が出てくるので基本右手側〜後ろに位置取る。

・振りかぶり切り下ろし回転攻撃は確定反撃チャンス。基本これを誘発させる。距離が近すぎると別パターンになってしまうので助走付けさせる。尻尾攻撃に繋がれば回避を挟んで更に叩き込めるのでウマい。

・ジャンプからのハンマーはすれ違い様に回避して反撃。ウマい。

・剣とハンマーの薙ぎ払いは二段食らうので、距離とって引きつけてローリング1回で回避。右手側にいるとこれが多いような気がする。鬼門。

・遠距離の小刀投げは歩きで避けられるので詠唱チャンス。

みたいな自己流Tipsを一つ一つ組み立てながら回避のタイミングをチューニングしてくのが攻略の醍醐味なんだよなぁ。実は金霊に気付いてなかったんだけど、その分真っ向からアクションを楽しめたし悪くなかったかも。


超えてみると威厳ある風格に相応しい強敵だった。最初は絶望したけど、理不尽さはないから丹念に挑み続ければ勝てるっていう絶妙な調整が素晴らしい。この時点でSEKIROの流れを汲む神ゲーであることを確信。



・坩堝の騎士

マルギット戦後は各地の探索を進める。中でも一際苦労したのがこいつ。

漢字を見ると闇堕ちした甜花ちゃんみたいな雰囲気だが、辞書によると「るつぼ」と読むらしい。なるほど。


これまでメインウェポンを張ってた輝剣には、軌道が直線であるために盾持ちにはいまいちという弱みがあったのだが、見事にそれが響いてしまった。さらに中距離で容赦なく突きを入れてくるのでマルギットのように距離を取るのも難しい。では物理はどうかというと、耐性が高いのか坊()のへなへなな筋力が悪いのか、全く削れない始末。

ぼん。自キャラのMinatoくんのこと。


魔術さえ通ればと頭を抱えたところに、天啓降りる。ちょっと前に魔術の先生から学んだものの、使い所がなく燻っていた近距離専用魔術「カーリアの速剣」ならどうだろう?? 魔力の刃で斬撃を繰り出すというリーチの弱さの代償として、回避キャンセルで出せるという発生の速さが最大の特徴。これなら隙の少ないアイツにも通用するのではないか?

結果、これがドンピシャ。一撃84という火力にトータル青瓶1本で済むという破格のFP効率。あとは回避のタイミングさえ覚えば勝てる!という方針が固まった(ここまでおよそ1時間)

その後第二形態のしっぽ攻撃や超遠距離からのしっぽなど初見殺しを食いながらも、ようやく必勝法というべきパターンを見出したので以下メモ。


<第一形態>

・距離があるときは突きと水平切りの二択。回避。反撃はせずに様子見。

・袈裟切り(こっちから見て左上からの切りつけ回避で確定反撃1(=速剣1)

・逆袈裟(右上から)→袈裟or地ならしに派生。袈裟パターンなら反撃、地ならしは様子見。

・シールドバッシュ 相手に向かって近づいて回避。反撃1。離れる方向だと事故る。

・地ならし()→切り付け二連回転切り 地ならし()との違いは両手で剣を持ってるかどうか。切り付け後に反撃1、二連回避して反撃2。最大のコンボ技であり見切れば最もウマい攻撃。唯一?第二形態でもしっぽに派生しない。激ウマい。


<第二形態>

・突進 タイミング狙って回避。距離が近いと事故りやすい。回復チャンス。

・しっぽ 単発のパターンと、各種攻撃からのコンボがある。いずれにせよしっぽが出たら反撃1。これのせいで前半戦と違って袈裟/バッシュは確定反撃が取れないので気をつける。単発は発生早めで食らっても仕方ないが、焦って動くと追撃をもらうので、何もアクションを取らずに次に備える(重要)

・しっぽ二連 距離をとってこちらが回復/詠唱すると使ってくる模様。何かしてると避けられないので回復は確定反撃タイミングでのみ行う。


完全にパターンを見つけてからはノーダメで半分削れるようになっていたりした。都合3時間くらいやり続けて半ば本能で動いてたが、朝7時を超えたあたりでクリア。いや〜長かった。めっちゃ大変だったけど、その分回避の無敵判定のタイミングだったり、敵のモーションを観察するクセだったり、すげえ大事なことを学ばせてもらった気がする。ここで苦労した経験が活きてるなと思うことはマジで多い。


ちなみにフレンドはほぼパリィだけで倒してた。この解法の広さがエルデンリングだよなぁ。


・黄金樹の化身(リムグレイブ北東)

フレンドに黄金樹あるぜ!と言われて、いそいそと地図上の木を目指す。黄金の種子を求めてたどり着いた先に待っていたのは、絶望だったーー。


いや、道中の雑魚からなんか強いな〜とは思ってたけど、明らかに「格」が違う。エリア的にも雰囲気違うし、まだ時期焦燥なんじゃないか? などと言い訳もしたくなるが、よくよく見ればこちらの火力は通っている。であれば倒せないことはない、ということで地獄の連戦が始まった。


まずは模索フェイズ。大まかに攻略の糸口を見つけていく段階。魔術は思ったより削れず、ここでもやはり隙が大きいためなかなか使いづらい。更に敵の攻撃も一撃が大きいのでガードもできない、となるとここは両手持ちの出番。魔術「魔術の武器」を使えば魔力攻撃力を乗せられるので、実質手3本分で戦ってるようなもの。こうしてダメージを通る手段は確保した。


次は敵モーションの研究。肉弾戦の回避はとにかく数を積むとして、厄介な攻撃が二つ。ヒップドロップからの撒き散らしと、爆発とセットで出してくる追尾光弾だ。後者は距離を取っての連続ローリングで解決できたが、問題は撒き散らし。ダッシュで逃げて魔術も考えたがどうにも霧の判定がランダムっぽく、時間差で広がるので間合い管理が難しい。さらにフィールド移動が嵩むと、不意に木の根につっかえて霧を避けれなかったり、割れたツボがカメラを覆い隠したりといったアクシデントが多発してまったく安定しないのだ。

至近距離での回避を狙ってみても的確なホーミングが厳しく、踏み潰されるか腐るかしてもう何回死んだか分からなくなってきた頃、発見が。よく見ると、霧は扇状(大体前方120度くらい)に広がっているので側面は安置なのである。

そこで如何にして回り込むか?というテーマを突き詰めた結果、降下に転ずるタイミングで敵の向きが固定されることに気づく。こうして、飛び上がりを見たらその場で待機降下し始めたら横にまっすぐ歩くプレス合わせでローリングワンテンポ歩いて後ろを取ってから攻撃、という必勝パターンを見出した。無駄な移動幅を廃して霧の散布を抑えること(連続で打ってくることもあるので逃げ込む先に霧が残ってると死ぬ)、最後に一呼吸分歩くこと(これを怠ると時間差で霧が襲ってきて死ぬ)、が重要なポイント。


こうして対処法を解き明かすことに成功した結果、プレスは至近距離でガン攻めできるボーナスタイムに。試行回数を重ねまくったことでいつの間にか他のモーションも難なく見切れるようになっており、あとはテンポ良く切り結ぶだけの楽しい時間となった。この"死合ってる"感覚がたまらんぜ。最後は気持ちよく致命で〆。

またしても2時間半近く費やす羽目になったが、着実にプレイヤースキルの上達を実感するとともに、改めて発想のひらめきが報われるいいゲームだなあと思った。



・接ぎ木のゴドリック

リムグレイブもあらかた回ったかなあというところでいよいよ城攻め。道中もかなりしんどいポイントは多かったがようやくたどり着いた。

初見は様子見がてら、金霊を出してひたすら輝剣。お、なんか半分削れたなからのトンデモ展開で一面の炎ブレス、笑うしかない。

ここからは挙動を詰めるためにソロで挑戦したが、隙の大きい攻撃を誘発するために基本は接近戦が有利に思えた。ここでも両手持ちエストックの出番か。

全体的にモーションが大きめで分かりやすいので、マルギットほど不意打ちは少なく、タイミングさえ掴めばけっこう対処は容易い部類か。第二形態も距離をとっていると中々厄介だが、近距離だと攻撃のバリエーションはあまり変わらず、むしろブレスは完全にチャンスタイム。

とか何とか30分くらい試行錯誤していたら、いつの間にか倒せてしまっていた。あれ、俺、強くなってる? もちろんステータスの伸びもあるだろうが、それ以上に敵の攻撃をよく見て回避してからの反撃、という基本の流れがスムーズに出来るようになってて、言うなればアドリブ力が鍛えられているような気がした。坩堝戦と化身戦で身についた動きの延長上というか、これまでの苦労は無駄じゃなかったななどと少し感動。


余談だけど、戦後に踏みつけられてるゴドリックの本体がただの小男なのもいい演出なんだよね。"接ぎ"もコンプレックスの裏返しなのかななどと思わせるところがある。


そんなこんなでリムグレイブも一区切り。リエーニエの地ではどんな冒険が・どんな強敵が待っているのか、楽しみで仕方ない!