たいつノート

ゲーム等の感想置き場

LJL 2020 Spring Splitを終えて

いわゆるe-sportsの話。

2016年のWorldsぐらいからちょいちょいLoL(League of Legends)の競技シーンを観始めているが、けっこう面白い。日本のプロリーグであるLJLも配信環境やスタジオが整ってくるにつれ観戦も盛り上がりを見せ、今シーズンは過去最高の熱戦が繰り広げられたと思う。

そろそろプレーオフが始まるので、興味を持つ人が増えてくれればと思い、感想なんかをまとめてみる。

 

筆者も普段から「実況動画は邪道。ゲームはプレイしてこそのもの」というポリシーを声高に唱えてはいるものの、その実LoLに関しては気付けば観る専になってしまった。やろうにも日本鯖まったくマッチングしないので…

そもそもゲームに限らなければ、野球であれサッカーであれ、「やらないけど観るのは好き」というファンがごく当たり前に存在するので、そういうもんだと自分を納得させている(すかさず手のひらを返しながら)

 

思うに、MOBAというジャンルは非常に観戦向きな要素が詰まっているのではないだろうか。

・見下ろし型3人称で何が起こっているか一望できる

・プレイヤースキルの見せ場が多く、かつビジュアル的にわかりやすい

・チーム構成から始まり、マクロコントロールやファイトの一つ一つに駆け引きが見える

FPSや格ゲーの試合を観ていても「いまどうなった?」とか「逆転したのがすごいのは分かるけど何やってるか全然分かんない」という気持ちを抱く人は多いのではないかと思う。というか自分がそうなので。

LoLでいうと、スキルがいい感じに決まって全員スタンしたとか、待ち伏せが完璧に刺さって一瞬で敵が解けたとか、そういう分かりやすい部分が多いので意外と素人でも楽しめる。

更に知識がついてくると、とんでもない色物チャンプピックしてるけど何する気なんだ?とか、バロンとエルダーの二択でゆすりながらマクロで勝ったなとか、どんどん楽しめる数が増えてくる。

 

個人的には150弱のチャンプ(=操作キャラ)から5vs5のチームをドラフトするという部分がけっこう刺さっている。

特にウィザードリィ系のRPGをプレイした人ならわかると思うが、タンクがいてファイターがいてヒーラーがいて、、枠が足りねえ!という悩ましくも楽しいパーティー構築をめちゃくちゃ高次元でやるので面白い。

それぞれが強い時間帯なり戦い方なりを持っていて、シナジーとかカウンターとかをいくらでも考えようがあるので、どのキャラを選んで、どういう試合運びをするのか?というのが見どころの一つになっている。

 

会場の雰囲気も含め、海外の方が分かりやすいかもしれないので先週末のFnatic vs G2戦の動画を貼っておく。

youtu.be

欧州リーグで人気と実力を二分するトップチーム同士の戦いで、やはり盛り上がる。

簡単に解説すると、手堅い構成のFNC(左側ブルーサイド)に対して、いつも通りピーキーな構成で挑むG2(右側レッドサイド)。ジャンナピック時の実況解説が笑える。

序盤はFNCが有利を握るがG2の大技が決まってから展開が変わりだして…?という感じ。ちなみにそのシーンでめちゃくちゃ喜んでいる観客のおっさんはG2 Caps選手のお父さん。

 

LJLについて語るつもりが気づけば脱線してしまった。とりあえず今回はこの辺で。